シカケブンコ 

日記、旅行記、漫画や絵など色々。

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【2日目】毎日漫画描きながら四国一周1400キロ歩きお遍路 ~まずはお遍路チュートリアル?~

 

おはようございます!

 

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6/19日(水)はある方のご厚意で廃車の中のスペースを貸していただいてそこに寝袋しいて泊まってました。朝ごはんは昨日セブンで買ったベーコンマヨネーズパン。

 

お遍路二日目はまだ険しい道はなく寺と寺の距離もあまり離れていないのでどんどん進めます。俗にいうとお遍路のチュートリアルですね。

 

ここで自分がどのくらい進めるか、時間はどれくらいかかるかなどを見極めていきます。さて、それじゃ早速次のお寺に向けて出発!

 

2番札所~3番札所までの道のり

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早朝歩くのは気持ちがいいですねえ。


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アグリ板野 おへんろ。でも出てきてたような。


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案内がこっちになってたけど大丈夫かな?


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合ってるのか…?

と心配してたところ無事着きました。ただ山門じゃなくて横から入る道だったようです。

 

第3番札所 金泉寺(こんせんじ)運命がわかる黄金の井戸とは?

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3番札所 亀光山 釈迦院(きこうざん しゃかいん)金泉寺到着。

 

朱色に彩られた立派な山門。しかし…

 

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金泉寺の山門の裏側、洋式ドアが取り付けてありました。

あ…合わない…

 

それではお寺の歴史からご紹介。

 

金泉寺の歴史

元は行基が本尊を刻み、金光明寺(こんこうきょう)と言う名前でしたが、弘法大師が四国を巡教していた際、村の人たちが日照りに苦しんでいるのを見てこの地に井戸を掘られました。この井戸から湧き出た水は霊水で「長寿をもたらす黄金の井戸」とされ、寺名を金泉寺と改めたそうです。

 

亀山法皇(天皇在位1259〜1274)の信仰が厚く、滞在していた際に京都の三十三間堂をまねた堂を建立し、千躯の千手観音を祀り、背後の山を亀山と名付け山号を亀光山と改めたとのこと。

 

泉は地蔵堂の中にあり、水面に自分の顔が写れば長生きできると言われている。

 

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手水舎

 

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本堂

 

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大師堂

 

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金泉寺観音堂

 

弁慶の力石 ★「アニメおへんろ。」めぐ聖地ポイント

本坊前にあり、義経が武蔵妨弁慶の力試しに持ち上げさせたと伝えられている。

(…今回見忘れてました……不覚…)

 

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黄金の井戸

大師堂の奥に黄金の井戸と閻魔堂があります。

金泉寺の由来ともなった井戸は現在でも湧き出ており、この井戸を覗き込み、影がはっきり映れば長寿、ぼやけていると短命と言い伝えられているとのこと。

 

試しに除いてみたら…

 

………

 

 

…………

 

あっ…………

 

 

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ぼや…ぼやけてる……やばいかも…

 

そんな感じで黄金の井戸伝説がある金泉寺、これまた特徴あるお寺でした。

 

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さて、それじゃ4番札所に向かいつつ次の目的地へ


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なんか雰囲気のある自販機があったので覗いてみたところ…


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で、でかいビールが大量に…


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ローソンで少し休憩。


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朝ごはんを食べ先輩とLINEしてから再び歩き出す。

 

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 歩く、歩く。

 

番外霊場 愛染院(あいぜんいん)

f:id:sikakebunko:20190620205127j:image四国にはお大師さまが八十八ヶ所以外にも数多くの足跡を残しており、それらは番外霊場として扱われています。愛染院もその一つ。

 

金泉寺より西へ約3km、大日寺へ向かう遍路道の途中にあり、高野山真言宗の寺院で本尊は不動明王。第三番札所金泉寺奧の院とされています。

 

伝承によれば平安時代前期の弘仁7年(816年)に弘法大師がこの地に霊気を感じたことから不動明王を刻み、ここに安置したのが始まりとされてます。

 


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門に飾ってある1組のわらじが自分の身長以上にあり、大きくて圧巻。

 

ここには戦國時代この地を治めていた板西城主の赤澤信濃守崇伝の廟が祀られており、赤澤信濃守は天正10年(1582年)長宗我部元親の進攻にあい、合戦中に草鞋の紐が切れ討ち死にしたと伝えられています。

 
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それもあってか、この廟に參詣すると腰から下の病にご利益があると信仰を集められるようになり、様々なわらじが奉納されていました。

 

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のじゃ


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番外霊場から次のお寺へ。

 

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初東屋発見。


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こっちがへんろ道ですが、今回は安全な国道を通って次のお寺に到着。 

 

 

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 第4番札所 大日寺(だいにちじ)圧巻の三十三観音

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第4番札所 黒巖山 遍照院(こくがんさん へんじょういん) 大日寺に到着。

 山に囲まれている静かな雰囲気のお寺。

それではお寺の歴史から。

 

大日寺の歴史

開創年代ははっきりしないですが弘法大師が長く滞在して修行し、約55㎝の大日如来を彫って本尊として安置したことが、この寺のはじまりとなったそうです。

 地元では「黒谷寺(くろたにじ)」と呼び習わされることもあったとか。

 

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山門

 

 

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本堂

 

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大師堂

 

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手水舎 蛤水(はまぐりみず)
手水舎の砂岩をくりぬいて造られた手水鉢には文政5年(1822年)に奉納されたとあります。かつては湧水を引き込んでいたのですが、その水が白濁していたことから「蛤水」と呼ばれていました。

 

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三十三観音菩薩像 ★「アニメおへんろ。」めぐ聖地ポイント

本堂と大師堂を繋ぐL字型の回廊には安置されている33体の木造観世音菩薩像が並んでいます。これは西国三十三箇所霊場各寺の本尊でその姿はポーズ・表情共に様々なものがあります。江戸時代中期に大阪の信者が奉納した物だとか。

 

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 一通り見て次の札所へ。

 

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次のお寺は意外と近く!30分ほど歩いて到着。

第5番札所 地蔵寺(じぞうじ)必勝祈願と五百羅漢

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5番札所 無尽山(むじんざん) 地蔵寺に到着。

 

地蔵というとなにかすんごくありがたい響きがしますね。

その名前の通りここには四国霊場八十八ヶ所で唯一、「勝軍地蔵菩薩」を本尊としているお寺です。

それではまず寺の歴史から。

 

地蔵寺の歴史

822年、嵯峨天皇の勅願により弘法大師が開創。

大師が彫った勝軍地蔵菩薩は、甲冑をつけ馬にまたがるという勇ましい姿でお寺の本尊になっています。

 

軍が勝つと書くだけにあの源頼朝義経をはじめ多くの武将・藩主の信仰の対象となり広大な土地を有したそうです。

 

ですが天正10年(1582年)に長宗我部元親の兵火により、そのすべてが焼失。以後歴代の住職や僧侶、信者たちの尽力により堂宇が整備拡充されたそうです。

 

それでは中へ。

 

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本堂

 

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大師堂

 

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手水舎

 

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水琴窟 ★「アニメおへんろ。」めぐ聖地ポイント

地中に伏瓶を埋めるなどして空洞を作り、そこにしたたり落ちる水が反響して琴の音色に聞こえるようにした江戸時代の音響装置です。

 

水琴窟の音を聞いている動画

 

 

この境内には2ヵ所あり、その音は聞くものの心をすがすがしい気分にしてくれます。

 

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たらちねイチョウ

樹齢800年を超えるイチョウの木。でかい。

 

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本寺の北側、階段を登った先に奥の院「五百羅漢」があります。

 

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奥の院「五百羅漢」拝観料200円

羅漢とはお釈迦様のお弟子で、人間として最高の境地に達した者のことをそう呼ぶのだとか。

 

五百羅漢とは、釈迦入滅した後にある第1回の経典結集(けつじゅう)、および第4回結集のときに集まったという500人の聖者を像にしたそうです。

 

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ここには約200体の木造羅漢がコの字型に並んでいて、それぞれ喜怒哀楽表情が違っています。

 

この中には必ず自分の姿や親しい人に似た顔があるそうなので一人くらいは知り合いが混じってるかもしれませんね。

 

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そういえば地蔵寺に着いた時徳島限定のエナドリを見つけました。

その名も「アワライズ」 つよそう。 

 

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 その後お昼ご飯をローソンで食べる。

 

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休み休み移動。

 

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初へんろ小屋発見。ここはお遍路さんが無料で使える小屋です。

 

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もう一か所発見。

 

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アニメ「おへんろ。」パッケージのコーラ発見!

 

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あともう少し歩いて次のお寺に到着!

 

第6番札所 安楽寺(あんらくじ)温泉が湧くお寺!?

 

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第6番札所 温泉山(おんせんざん) 安楽寺に到着。

 

温泉山の山号のとおり、境内で温泉が湧いている珍しいお寺です。それではその気になる歴史から。

 

安楽寺の歴史

弘仁6年(815年)に弘法大師がこの地にて温泉を発見し

 

「この地は、病魔から人々をすくう薬師如来様とご縁の深い土地である」

 

と、万病の治癒に効果があるこの温泉のほとりにお堂を築き、薬師如来を刻んで安置されて、本尊としました。その時山号を「温泉山」寺号を「安楽寺」と名付けられました。

 

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温泉井戸 ★「アニメおへんろ。」めぐ聖地ポイント

歴史で出てきた温泉山の由来にもなった井戸です。

今は水を出ていませんが宿坊にその温泉がひいてあります。

 

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山門

白壁の竜宮門形式で門の左右の建物内に金剛力士像があり、上層は鐘楼になっています。

 

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本堂

 

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大師堂

 

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さかまつ

ある日、修行中だった弘法大師を猟師が猪と間違って矢を放ってしまったそうです。その時矢は松に刺さって事なきを得たという伝説があります。

 

その後、空海は射抜かれて折れた松を逆さに植え、この松が栄えたならこの地を訪れたものは厄災を免れるだろうと予言したのだとか。

 

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多宝塔

 

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面向かって右手が「金の温泉」。

 

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向かって左手が「銀の温泉」となっている。

 

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 触ってみたところ…うーん冷たい!

 

今日はここの宿坊(有料で泊まれる寺の宿)で一泊するので荷物を置いてそのまま次のお寺へ。

 

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荷物がないとめっちゃ軽い!

 

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途中、古墳があったので寄ってみました。

 

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 寄り道しつつ30分ほど歩いて次のお寺に到着です。

 

第7番札所 十楽寺(じゅうらくじ)~まるで竜宮城?~ 

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第7番札所 光明山(こくがんさん へんじょういん) 十楽寺に到着。

 

十楽寺の歴史

弘法大師がこの地にいた際に阿弥陀如来を感得し、楠にその像を刻み本尊として祀ったとされるのが起源です。

 

その際に、大師は生・老・病・死など人間として避けることのできない苦難に、10の光明と輝く楽しみが得られるようにと「光明山十楽寺」の寺名を授けたといわれます。

 

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山門

まるで竜宮城のようであることから別名「竜宮門」と呼ばれています。

 

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本堂

 

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大師堂

 

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山門から更に進むと中門「遍照殿」が建っています。

ここの上層は愛染堂として愛染明王が安置されています。

 

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治眼疾目救済地蔵尊(じがんしつめきゅうさいじぞうそん)★「アニメおへんろ。」めぐ聖地ポイント

本堂左前にあり、古くから眼病や失明した人たちの治療に霊験があるとされ、眼病に悩むお遍路さんの参詣が多いそう。

 

信仰者のなかには、開眼したという例も数多く伝えられているそうです。私は片目が悪いのでぜひ目がよくなってほしい…(仕事や趣味でPC使いまくりなのが悪いのですが……)

 

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一通り見終えて6番札所安楽時の宿坊まで戻る。

 

初宿坊と温泉宿の温泉

お遍路御用達の温泉宿でもあり、お遍路さんが多く利用する宿坊です。

 

温泉付きなだけでなく、宿泊すると、夕食前に宿坊とつながっている聖霊殿や大師堂の内部を案内していただけ、松本明慶作の仏像や空海の書の石版等を鑑賞することができるという特典付きでした。とても楽しかった。

 

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お部屋も清潔で、各室毎廊下に洗面台がついており、食事の時間は館内放送で案内してもらえ、良い意味で合理的で疲れないお宿です。

 

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温泉は薬師の湯が残念ながら入れず小さいほうの大師の湯だけ入りました。

 

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お寺の方もとても感じが良く、食事は精進料理ではなく、お酒も頼め、ご一緒した台湾の医者のお二人とのお話もとても楽しかったので、機会あればまた泊まりたいと思います。

 

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そしてなにより机で絵が書ける…! これだけでありがたい。

 

今日の歩数

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今日の納経 3番札所金泉寺

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4番札所、大日寺 5番札所 地蔵寺

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6番札所 安楽寺 7番札所 十楽寺
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二日目の漫画

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■使用金額(納経代含まず)

宿7200

コンビニ飲み物530

昼コンビニ400

五百伽藍200

★合計8330円

 

さて、二日目回っての感想ですが…やはり荷物が重い!!!

ということでもう少し減らしていきます。

 

それではまた明日も一歩一歩歩きます。

明日もなんか、頑張れそうだ。

 

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