シカケブンコ 

日記、旅行記、漫画や絵など色々。

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【1日目】毎日漫画描きながら四国一周1400キロ歩きお遍路 ~四国一周スタート~

本日(6/18火曜)から約一ヶ月半程度の期間をかけて、「毎日漫画を描きながら四国一周歩きお遍路旅」をスタートすることになりました!

 

タイトル通り四国をぐるっと一周しながら88か所のお寺を巡る「お遍路」をして毎日レポ漫画を描きつつ、それと一緒に旅の様子をこのブログに綴っていきたいと思います。

 

前回のお遍路概要記事

sikakebunko.hatenablog.com

 

なおこの四国一周はアニメ「おへんろ。~八十八歩記~」で出てきた場所を巡る聖地巡りの旅でもあります。ご了承ください。

www.ufotable.com

 

これより一ヶ月半程度、Twitterやブログでリアルタイム更新していきますのでお付き合い頂ければ幸いです。

 

なお、記事内に歩き旅やお遍路に役立つ情報を実体験も交えて書いていきますので、旅に興味ある人やお遍路をいずれしたい方はぜひご参考にしていただけると嬉しいです。

 

それではお遍路の旅にいざ出発!!

 

出発~徳島県入り

おはよう世界。

本日よりいよいよ四国一周の旅がスタート。

 

正直こんな長期の歩き旅や野営も初めてなのでドキドキと不安でいっぱいなのですが、「いずれやりたい」では結局いつかできなくなってしまうかもしれないので軋んでもなお、前へと足を進めていきたいと思います。

 

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まずは早朝5時から地元戸田公園駅から東京駅へ。

 

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東京駅到着。

 

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ここから新幹線で岡山へ行きます。

 

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世知辛い東京からおさらばするのじゃ〜

(今回の相棒 のじゃおじキーホルダー)

 

岡山駅に到着後、すぐ瀬戸大橋線に乗ります。

 

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瀬戸大橋横断。

ここを渡るのは三回目。一回目は学生の時友人と関西旅行をした時、二回目は青春18きっぷで日本一周した時でした。ここに来ると四国に入るって気持ちを実感して高ぶってきます。

 

 

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瀬戸内海を渡って12時に板東駅到着。ここから歩いて1番札所に向かいます。

 

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歩く歩く


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ここでお接待所?の人が声をかけてくださって泊まれる場所とかを教えていただきました。


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そのまま一緒に1番札所へ。

 

 

第1番札所 霊山寺(りょうぜんじ) はじまりの地。

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遂につきました。はじまりの札所霊山寺

とりあえずまずはお寺の歴史からご紹介します。

 

霊山寺の歴史

天平年間に行基の開いた寺で、高野山真言宗の寺院。本尊は釈迦如来

 

弘仁6年(815年)弘法大師空海(以下大師と表記)が四国の東北から右廻りに巡教された際にここで88の煩悩を浄化し、また心身の救済ができる霊場を開くため37日間の修法をされたそうです。

 

その時、大師が仏法を説く一老師をたくさんの僧侶が取り囲み、熱心に耳を傾けている姿を見ました。

 

大師はその光景が天竺(インド)の霊鷲山で釈迦が説法をしていた情景と似ていると思い、インドの霊山を和国(日本)に移す意味で「竺和山・霊山寺(じくわざん・りょうぜんじ)」と名づけたそうです。

 

その際持仏(個人の礼拝のため身近に置いた仏像)の釈迦誕生仏を本尊の前に収め、八十八ヶ所霊場第一番と定め、霊場の開設・成就を祈願されたと伝えられます。

 

 歴史はこんな感じです。それでは早速入る…

 

 

その前に!

 

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このお店でお遍路装備を買います。まあお遍路スターターキットみたいなものですね。


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このマネキンのようにすべて一式揃えようとすると7万近くかかるので、自分は必要品のみ買って装備していきます。

 

自分が買うものは

 

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金剛杖(こんごうづえ)

木製の杖です。金剛杖をつきながら歩くと歩行の際に体重の負荷が杖に分散するため足腰の保護になります。今回荷物も多いので積極的に使っていく。

また、杖をもってお遍路をすることは弘法大師とお遍路をすることでもあり、この考え方は「同行二人(どうぎょうににん)」と呼ばれています。

 

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納め札

本堂と大師堂に納める札です。お接待とかでお世話になったかたにお礼という形でお渡しするものです。

 

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経典

本堂や大師堂でお経を唱えるときに使うものです。

 

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遍路道マップ

主に地図はGoogleマップ頼りなのですが、どうしても遍路道は裏道とか山道ばかりで細かいところは表示されない場所があるのでこちらと併用します。

だいぶ細かく書いてあるのでだいぶ精度も高そうです。

 

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納経帳

納経の証明として黒書・ご朱印をしてもらうもの。実はお遍路で一番お金がかかるものでもあり納経一回300円×88回=26400円です。

 

俗世から離れた修業の場でこんなにお金を気にしなきゃいけないなんて…

 

世知辛いのじゃ~

 

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そんなこんなで山門で合掌、礼をし、境内へ。


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こちらにもマネキンが。

 

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まずは手水舎へ

 

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鐘をついて本堂へ向かいます。

 
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本堂

 

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本堂内部は沢山の灯籠が吊るされていてその壮大さに目を引かれます。

 

ここで出発前の記事でも書きましたが改めてお参りについて記載します。

 

1、門前で合掌、一礼して境内に入る。

2、水屋で手と口を清める。

3、本堂へいき納札を本堂前に設置されている納札箱に入れる。

4、灯明(ロウソク)、線香をあげる。

5、お賽銭、納経する(お経を読んで納める)。

6、大師堂へ行き、3~5と同じ手順を行う。

7、納経所へ行き、納経の証として納経帳に黒書・ご朱印をいただく。

8、門前で合掌、一礼して去る。

 

これが一般的な参拝方法ですが、自分は時間や荷物の都合上、4番は飛ばして行います。

 

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納め札を納め、賽銭、納経まで終わらせる。

 

次は大師堂へ。

 

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大師堂

 

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大師堂でも納め札を納め、賽銭、納経を行う。

これはおじさんが撮ってくれた私の納経姿です。

 

最後に納経所で納経…ですが私の買った納経はすでに書かれてたので省略。

 

最初なので結構緊張しましたが色々教えていただくことができて貴重な体験でした。

 

その後は境内を見学。

 

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多宝塔

600年近い歴史をもつそうです。中には五知如来が祀られているとのこと。

 


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泉水池

新潟の高級錦鯉が泳いでいる。いかにもな感じですね…

 

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十三仏

初7日から33回忌の死者の追善供養のために割り当てられた仏様

 

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縁結び観音

アニメ「おへんろ。」の「めぐちゃんの見逃せない札所ポイントコーナー」(通称どパスコ)で出てくる聖地ポイント。(以後「アニメおへんろ。めぐ聖地ポイント」と表記)

 

男女の縁結びだけでなく、「健康」「仕事」「幸せ」など様々な縁結びにご利益があるとされています。

 

私もそろそろ良縁に巡り合いたいですが中々というかだいぶ長い間巡り合ってないのであやかりたいものです…

 

見学も一通り終わったので山門で一礼してお寺をあとにします。

 

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霊山寺にて撮っていただいた写真。

 

最初のお寺をあとにして 

 

次に行きたかったのが

「バルトの庭」

というところでこれもアニメ「おへんろ。」で出てきたので行きたかったのですが、2015年5月6日に閉園していたそうです。

 

この場所は2006年に公開された映画「バルトの楽園」と、その題材となった板東俘虜収容所をテーマとしていたところで、映画のロケで使用されたセットを中心に、実際の収容所建造物も交えて、収容所や映画撮影時の模様を紹介していた場所でした。

 

残念です…

 

 

ドイツ館 ベートーベンの「第九」が初めて演奏された地へ

 

霊山寺から北に10分ほど歩いて次の目的地へ向かいます。

 

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次に訪れたのが「ドイツ館」(ベートーベン第九資料館)です。

 

かつて鳴門市大麻町(当時の板野郡板東町)には、大正6年大正9年(1917年~1920年)のおよそ3年間、第一次世界大戦時に日本軍の捕虜となったドイツ兵を収容した「板東俘虜収容所」が存在しました。


板東俘虜収容所では、所長である松江豊寿をはじめとした管理スタッフがドイツ兵の人権を尊重し、できるかぎりの自主的な生活を認めていました。

 

そのため、ドイツ兵たちは元々優れていた技術を活かして様々な活動に取り組み、中でも盛んだった音楽活動においては、ベートーヴェンの「交響曲第九番」を、アジアで初めてコンサートとして全楽章演奏しました。

 

ドイツ兵たちは地域の住民とも交流を深め、親しみを込めて「ドイツさん」と呼ばれるようになるほど打ち解けていました。こうしたエピソードから、板東俘虜収容所は模範収容所と評価されました。


鳴門市ドイツ館は、板東俘虜収容所で過ごしたドイツ兵たちの活動の様子や、地域の人々との交流の様子を展示した史料館です。

 

第九初演のエピソードが映像とロボットで語られる「第九シアター」が見所ですが、今回時間の都合上見れませんでした…

 

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道の駅の売店


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道の駅「第九の里」

鳴門市が整備を進めている「ドイツ村公園」の中核施設である「ドイツ館」と「賀川豊彦記念館」の敷地内に設けられているとのこと。

 

一通り見て次の目的地へ

 

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歩いて…


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歩いて……

 


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やっと到着…!

 

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第2番札所 極楽寺(ごくらくじ)明るい雰囲気の極楽浄土のようなお寺

 

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2番札所 日照山 極楽寺に到着。

とりあえずまずはお寺の歴史からご紹介します。

 

極楽寺の歴史

弘法大師がこの寺で修行したときに、目の前に現れた阿弥陀如来を像に刻みました。

 

するとその阿弥陀像の放つ光が鳴門の沖まで達し、漁民たちは漁の妨げになるとして、本堂の前に人工の小山を築いて光を遮ったということから「日照山」という山号になったとのこと。

 

こんなこと言ったらアレですけど…なんて迷惑な…

 

ゴホンゴホン!…また、大師が流産ばかりする夫人に加持祈祷したところ、即座に子宝に恵まれ、夫人はそのお礼にと木彫りの大師像を奉納したそうです。それから極楽寺は安産祈願・子授祈願で女性を中心に多大な信者を集めたとのこと。

 

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朱塗りの山門に仁王像

 

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三方を山に囲まれた広く明るい境内で、朱塗りの仁王門をくぐると極楽浄土をイメージしたような庭園が広がってます。

 

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さて、手を清めて石段をのぼった正面にある本堂へ。

 

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本堂

 

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大師堂

 

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安産修行大師像

この大師像は「安産大師」とも呼ばれています。

歴史のところで出てきた女性が奉納した像で、子宝と安産にご利益があるといいます。

 

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長命杉(ちょうめいすぎ) ★「アニメおへんろ。」めぐ聖地ポイント

弘法大師が植えたといわれる。樹齢約1200年余りの杉。

 

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紅白の巻きついた紐を触ると長寿になれるとのこと

 

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そりゃ触りますよ

 

話に聞いていた通り1番札所とはまた雰囲気が違う感じで、寺ごとにこういう違いを楽しめるのもいいなあと思いました。

 

2番札所はギリギリの時間にきてしまったのですが、先に納経をやってくださり、さらに色々と相談にものってくださりました。本当にありがたかったです。

 

初野宿はどんな感じ?

 

今回宿が取れなかったので野宿かー…と思ってたのですがある方のご厚意で使ってない車のスペースを貸してくださりました。

 

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こんな感じで漫画描いてました。

 

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夕暮間


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昼食兼夜食を買いにセブンへ


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疲れた体にコーラが染みる…!


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夜食

 

 

 

そんな感じでこの後は漫画とブログを書いて終了。

 

今日の歩数

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今日の納経 1番札所霊山寺

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2番札所極楽寺(写真は後日撮影)

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今日の漫画

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 Twitterの方でも見れます。

 

■使用金額(納経代含まず)

新幹線17110

うずしお特急3110

夜コンビニ780円

ドイツ館400円

おへんろ装備品7640円

★合計29040円

 

正直荷物で肩と肩甲骨が痛く、ちょっと見直す必要がありそうです…あと机がないと絵が描きづらい!漫画の方もやはりちゃんとした環境じゃないと大変ですね…

 

でもまだまだ序盤!泣き言言うには早い!

 

四国一周はまだまだ始まったばかりですが、一歩一歩、しっかりと歩みを進めていきます。

 

明日もなんか、頑張れそうだ。

 

それではまた。

 

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香川県ゲストハウス三条 

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次の日の記事

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