おはようございます!
本日はホテルSPハルノにて起床。朝から鼻血が出た。
7/30(火)、今日は引き続き高知県の札所を巡っていきます。高知のお寺はどれも行きにくいとこにあって寺間の距離も長く難所が続きますね。大変な行程ですがめげずに歩を進めましょう。
それでは今日も元気に、おへんろ!
朝食
8:04 出発
運動公園を出て次の札所へ
ここの運動公園、めちゃくちゃ広くてサッカー部とかも合宿にきてました。
ここらへんは田んぼが多かったです。
今日も暑いので日傘をさしていく。
8:46 次の札所に到着です。
第34番札所 種間寺(たねまじ)底抜け柄杓と安産の薬師さん
第34番札所 本尾山(もとおざん ) 種間寺に到着。
種間寺の歴史
敏達(びたつ)天皇の時代、四天王寺建立のため百済から招いた仏師たちが、帰国途中嵐にあい、この地に漂着。仏師らが帰路の安全を願って刻んだ薬師如来像を、大師は本尊として安置し、諸堂を建てて開創された。
その折に唐からもち帰った種子の米、麦、あわ、きび、豆またはひえの五穀を境内に蒔いたことから、種間寺と名付けたといわれる。
天暦年間(947〜57)には、ときの村上天皇(在位946〜67)が「種間」の勅額を下賜され、また、土佐藩主の山内公からの加護が厚く、広大な田畑や山林を寄贈されており、堂舎の修築も行われている。
手水舎
山門は33番雪蹊寺と同じくなし。
本堂
大師堂
子育観音 ★「アニメおへんろ。」めぐみ聖地ポイント
「安産の薬師さん」といわれる安産祈願のお寺。子育観音が祀られている観音堂には沢山の底抜け柄杓が奉納されてます。
妊婦が柄杓をもって詣ると、寺では底を抜いて二夜三日の安産祈祷をし、お札を添えて返します。
底のない「ひしゃく」は、底を抜くことにより「通りを良くする」「よく抜けるように」生まれて欲しいという願をかけたもので、「難産にならないように」と祈願を申し込んだ妊婦さんに授けてくれます。
観音像の周りの柄杓は、無事に安産したということで種間寺に納められたものです。
お堂があったので覗いてみると
沢山の像とお地蔵様。水子地蔵でしょうか。
納経所
納経してもらったあと、納経所の方からおせったいでカンパンとスイートポテトをいただきました!ありがとうございます!
そして入り口で剪定作業してたおばさんと雑談。車で送って行こうかと仰ってくれましたが歩きでやってることを伝えて丁重にお断りしました。
9:14 次のお寺を目指す
汗が滝のように流れる流汗坂を登る
なんかすごい置物が沢山ある民家があった
親切看板
ボロボロの建物はなぜこうも惹かれるのか
結構寄り道しちゃってました。
タンブルウィードっぽいのが沢山ある。
仁淀川の看板
ただ橋下は田んぼ。水が増えるとここが川になるのかな?
土佐市に突入!
ここで少し休憩。
賑やかな国道に入る。
ドラゴン広場…?
少し早めですが先にすき家でお昼をいただくことに。
にんにくの芽牛丼とおしんこ。
久しぶりに食べる牛丼うまっ…!ってなりました。
にゃーん
田んぼを突っ切っていく
あともう少し
12:05 ようやく登り口到着。
ここからひたすら登っていくと35番札所に到着します。
6じぞうさん
こういうところ好き。
雰囲気ありますね
12:13
ここで車との分岐点。左側が歩きへんろ道
ここは流汗坂(るかんざか)といって文字通り汗が流れるくらい登るのが大変な坂なんだとか…
うええええ足にくる…!
思ってたより道がなだらかで進みやすい。
でもやはりへんろ道、暑さも相まり汗がダラダラ流れる。
ようやく終わりが見える。
12:18 山門に到着
第35番札所 清瀧寺(きよたきじ)荘厳な龍が山門に!
第35番札所 医王山(いおうざん) 清瀧寺に到着。
清滝寺の名は、弘法大師が杖で地面をつくと、清水がわき出て滝となったという伝説に由来します。本尊である像高154cmの薬師如来立像は国重要文化財に選ばれています。
清瀧寺の歴史
養老7年に行基菩薩が行脚していたところ、この地で霊気を感得して薬師如来像を彫造した。これを本尊として堂舎を建て開山。
弘法大師が弘仁年間(810〜24)、本堂から300mほど上の岩上に壇を築き、五穀豊穣を祈願して閼伽井権現と龍王権現に一七日の修法をした。
満願の日に金剛杖で壇を突くと、岩上から清水が湧き出て鏡のような池になったという。そこで山号や院号、寺名を現在のように改め、霊場とした。
この水は、麓の田畑を潤すことはもとより、「みつまた」をさらし、紙を漉くうえで重宝され、やがては土佐和紙産業をおこすことにも貢献しているそう。
山門 天井画
山門(仁王門)の天井に龍が描かれています。
これは明治33年、門が建立された際に地元の画家・久保南窓が描いたもので、どこに立って見ても目が合うという不思議な「八方にらみの龍」と呼ばれています。
かっこいいですねえ
仁王像の目が黒くて怖すぎやしないですかね…
山門をくぐったらこの石段を登っていく
汗流坂でぼろぼろなのにさらに石段は足にきますね…
境内
手水舎
本堂
彫刻もすごい。
本堂横には小さい滝がありました。
大師堂
厄除け薬師如来立像 ★「アニメおへんろ。」めぐみ聖地ポイント
清瀧寺は古来より厄除け祈願の名刹として知られていました。それを象徴する高さ15mの厄除け薬師如来立像は、昭和8年(1933年)、製紙業者によって安置されました。
胎内では台座の中で88段の戒壇巡りができます。
88段の戒壇は結構幅が狭い上、台座内部は真っ暗なので歩行には気をつけましょう。
納経所
清瀧寺境内からの景色
のどかな風景が一望できます。
清瀧寺の参拝を終えて休んでるところ、僕のブログを見てくださってる方(金のお札の方)とお会いしました。
それで、ありがたいことにその方の知り合いが配ってる錦の納め札をいただきました。
金のお札もすごいですが、錦のお札はおへんろを100回以上回ってる人なので相当すごいです…!ほんと貴重なものをありがとうございました。
そして凍った麦茶も差し入れでいただきました。このあと3時間ほど歩く間に飲ませていただきました。感謝です。
さて、次のお寺まで約3時間半。
長い道のりですが、これも修行の道場ならでは。ただただお寺に向けて進んでいきます。
帰りは下り坂なので楽ですね。
13:15 清瀧寺を出て次のお寺へ出発
宇佐大橋を渡る
先程通った道を戻っていく。
国道に戻ってきました。
途中で脇道へ。
3時間って長いですね…
山道に入っていく
14:50 塚地休憩所到着
いい雰囲気の休憩所
へんろ道とトンネル…そりゃ勿論…
…おへんろしてる身で大変申し訳ないんですがトンネルの言葉が魅力的すぎるのでこちらに向かいます。
ということでトンネルを通る
涼しいし陽も雨も入らないしここは明るいし歩道柵もあるし最高の癒し空間なんだよな。
トンネルを抜けた先は海が見えてくる。
小説「山の向こうは海だった」を思い出しますね。
昭和48年(1973年)に架設された645mの橋。
この宇佐大橋ができるまで、およそ1200年の間、福島から井尻まで「竜の渡し」という渡し船が出ていました。弘法大師も青龍寺を創建するさいに、この湾を船で渡っていたそうで、その時お供をした8人が渡し船を代々引き継いできたそうな。
中々長い。ここから桂浜も見えるんだとか。
あれ、こっちアニメ「おへんろ。」だと通れたような…
まあ元々県道でいくつもりなのでそのまま進む
いつものヤシの木
納経時間がせまってきてたので急いで進む
16:41 目的地のお寺に到着
第36番札所 青龍寺(しょうりゅうじ) 朝青龍も修行したお寺
第36番札所 独鈷山(どっこざん ) 青龍寺に到着。
青龍寺の歴史
弘法大師は遣唐使として、長安の青龍寺で恵果和尚より真言密教の奥義を伝授されました。帰国の際、大師はその恩に報いるため日本に向かって独鈷杵を投げ、その落ちた場所に寺院を建立しようと考えました。
帰国した大師は、この地に独鈷杵を見つけ(肩つよすぎない?)、大師に真言密教の奥義を授けた中国青龍寺の恵果阿闍梨(けいかあじゃり)の報恩のため、青龍寺を建立。
大師の乗る遣唐使船を暴風雨から守った波切不動明王の姿を、大師みずからが刻んで、本尊として安置。波切不動明王は、船乗りや漁師からの信仰を集め、本堂には船を描いた絵馬が多数奉納されている。
朝青竜を横綱に鍛え上げた170段の石段 ★「アニメおへんろ。」めぐみ聖地ポイント
青龍寺の本堂、及び大師堂の前には170段の石段があります。
モンゴル人初の横綱で、平成の大横綱としても知られる朝青龍は、高校生の頃に青龍寺近くの明徳義塾高校に相撲留学していました。
在学当時、彼はこの急な石段を登って体を鍛えており、四股名「朝青龍」はこの「青龍寺」からとったとのものだそうです。
山門近くに滝があります。
階段脇には水が流れてる。
石段もまたきつい…
手水舎
ついに到着。
本堂
大師堂
ここから伊予の方に行けるのか…
納経所
17:22 お寺をあとにして宿へ向かう
ちなみに青龍寺、某サイトでは心霊スポットとしてとりあげられてました。
詳しいことは別記事のお遍路心霊スポットまとめの記事で取り上げますが、そんな感じはあまりしませんでしたね。
なんか行く気が起きないので竜の浜へ行く
ここで海を見ながらダラダラ
夕暮れ時でした。
18:05 宿まで1時間くらいかかるのでそろそろ行かないとと思い再出発。
ファミマで食料補給をする
道の途中おへんろ休憩所を発見。
中々設備がよく、泊まりやすそうでした。
19:20 本日の宿泊場所 お宿なずな到着。
風呂に入って夕ご飯
この日はあまりに疲れてたせいかすぐ寝落ちしてしまいました…お陰で久々の8時間睡眠。
今日の歩数
今日の納経
今日の漫画
■使用金額(納経代含まず)
お昼ご飯にんにくの芽牛丼580円
夕ご飯と次の日の朝ご飯、飲料830円
飲み物160円ペットボトル✖️1=160円
飲み物130円ペットボトル1=130円
飲み物缶✖︎2=200
宿3960円
★合計6060円
明日はまたお寺がだいぶ離れているので一日歩き日になります。
それでは、明日も一歩一歩、歩きましょう。
明日もなんか、頑張れそうだ。
お遍路スポンサー様
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