おはようございます!
8/27(火)、今日は民宿せと国民旅館にて起床。
本日は難所二か所を巡っていきます。山登り再び!
それでは今日も元気に、おへんろ!
朝食 ニューヨークドーナツ
本日は宿にあったこちらのルート通り山を登ることにしました。国分寺の看板に書かれてたルートとも同じでした。
足つり対策に最後の芍薬甘草湯を飲む。
初の二人同行と五色台登山
7:12 出発
今日はあいにくの雨。太龍寺といい横峰寺といいなんで山に登る時だけ狙いすましたように雨が降るんだ…
ファミマでルート確認をしたあと、とりあえずルート通り進んでいく。
公認の地図の目印がラブホで草。田舎のこういう建物たしかにめちゃくちゃ目立つけどね。
雨の中進んでいくと、先日三角寺でお会いしたお坊さんとお会いして一緒にお寺まで行くことに。
7:45 ここからへんろ道が始まる。
山を登るも道が整備されてるので思ったより進みやすい。
しかし雨が降っているし湿度も高いので動きにくいため中々体力が奪われる。
看板も多いのでまず迷うことはないでしょう。
ベンチもあるので休むこともできる。
ひたすら雨の中進んでいくも、話しながらなので結構時間を忘れられた。
ここで休憩。
少し足場が悪くなってくる。
晴れてたらここも景色いいんだろうなあ…
こういう道は歩きやすい。
一本松のところが81番札所と82番札所の分かれ道になってる車道に出るとこなのでそちらを目指す。
ついに道の途切れ目が出てくる。
8:51 車道に合流。
車道で白峯寺方向に歩いていく。
途中、またへんろ道を発見したのでこちらから行くことに。
柵があるし入れなさそう…
と思ったら脇道があったのでこちらから進んでいく。
こっちはあまり使われてないようで草が多い。
調べたらここは自衛隊の施設だそうです。
昔の道標。
下乗石
ここらへんは雨で濡れてて滑りやすかった。
ようやく道の終わりが見えてきた。
9:51 次のお寺に到着。
第81番札所 白峯寺(しろみねじ)崇徳上皇が崩御されたお寺
第81番札所 綾松山(りょうしょうざん) 白峯寺に到着。
保元の乱により讃岐に流された崇徳上皇がこの地で崩御したそうです。
白峯寺の歴史
弘仁6年(815年)、弘法大師がこの地に訪れ、白峯山の山頂に如意宝珠を埋め、仏に供える水を汲む井戸を掘り、衆生済度を祈願に堂宇を建立しました。
智証大師はこの光が照らす先にあった白峰を登り、山中を巡検して居ると白髪の老翁に扮した白峯大権現と出会います。
白峯大権現から神託を受けた智証大師は、海上の光り輝く霊木を陸に引き上げ、千手観音像を彫造し、これを本尊にしたと伝えられます。
山門
高麗形式の門の左右に2棟の塀を連ねた珍しい堀重門で、全部合わせると7棟になることから「七棟門」と呼ばれています。
たしかに珍しい形ですねえ。
灯篭に沢山猫が。
客殿
納経所
手水舎
勅願門
室町時代の応永21年(1414年)に後小松天皇奉納の勅額(重要文化財)を掲げた門。
本物の勅額は宝物館にあり、門にはレプリカが掛けられています。
頓証寺殿
崇徳天皇の廟所で、拝殿と奥殿に分かれています(写真に写るのは拝殿)。奥殿には三つの社があり、それぞれ中央に崇徳天皇が祀られ、向って左に鎮守白峰大権現、同右に念持仏十一面観世音菩薩が祀られています。
天狗像
崇徳上皇関係のとこは神聖な雰囲気が一段と高まりますね。
階段を上がり本堂へ向かう。
本堂
境内は途中で立ち入り禁止に
大師堂
一通り見たけど探してたものがないので一回境内を出る。
山門を出て少しいくと…
ありました、こちらが探してたものです。
十三重塔 ★「アニメおへんろ。」めぐみ聖地ポイント
源頼朝が崇徳天皇菩提の為に建てた供養塔と伝えられ、頼朝塚とも言われています。
参道の杉木立の中に二基存在し、正面から見て左は弘安元年(1278年)、右は元享四年(1324年)の銘が刻まれています。
この次のお寺もこのままお坊さんと一緒に向かうことに。
引き続き旧遍路道を進む
先ほど来た道を再び戻る。
途中から根来寺方面の看板に沿ってまたへんろ道を進んでいく。
こっちの道の方が険しいですね。
ここらへんはしんどかったです。
閼伽井
弘法大師空海が白峯寺を開基する際に掘ったものとされている、約1m四方の石の井戸。
この辺りの道は案内札も沢山かかってるので迷うことはまずないと思います。
ここのベンチで一休み。
雨も上がり、自然の風景を楽しみながら歩いていく。
ほんとここの道は歩いてて楽しかった。
案内札、本当にありがたいですね。これのおかげで迷わない。
一九丁目到着
ここは丁度中間地点で休みの広場になってました。
あまり人が通ってないのかここらへんは草木が茂っていた。
やっとへんろ道を抜けて車道に到達。
13:08 途中神社がありました。
ベンチもあったのでここで休憩がてらお昼ご飯。
お昼ご飯はプロテインバー
13:30 再び出発。
歩いていくとお食事処発見。「みち草」さん。ここらへんだとお昼食べられるのはこの辺りだけみたいですね。
ここからまたへんろ道があったので進んでいく。
下り坂になってたので行きやすい道。
すぐ出口に着きました。
へんろ道を抜けるとへんろ小屋が。
しっかり整備されている。
お菓子のおせったいや
こどもの小屋
そんでおそらくここ、へんろ小屋の中でトップクラスで設備がいいです。
たくさんのお札
掃除もしっかりされて綺麗
二階部分もある。
上にもゴザがしいてあり横になることができる。
お手洗いもしっかりある。
隣には女性専用の小屋も。
使いたい人はここに電話すれば使えるみたい。
少し中を見せてもらう。
ここも綺麗で泊まる分にはよさそう。
でんでんむしむし
少し休んで再出発。
あともう少しなので力を振り絞り歩く。
出口が見えてきた。
14:06 次のお寺に到着。
第82番札所 根香寺(ねごろじ)人食い牛鬼伝説が残るお寺
第82番札所 青峰山(あおみねさん ) 根香寺に到着。
根香寺の歴史
弘仁年間(810年~824年)、五色台の五つの山に金剛界の五智如来を感じた弘法大師が、その中の一つである青峰に密教修行の地とし「花蔵院」を建立したのが、その始まりとされています。
後に大師の甥にあたる智証大師が訪れた際、山の鎮守である一之瀬明神に出会い、「この地にある毘沙門谷、蓮華谷、後夜谷に道場を作り、蓮華谷の木で観音像を作りなさい」と告げられます。
すぐさま智証大師は蓮華谷の木で千手観音像を彫造し、「千手院」を建て安置しました。この霊木は香木で切り株から芳香を放ち続けたことから、この2院を総称して「根香寺」と呼ばれるようになったと伝えられています。
後白河天皇から勅願所として帰依も厚く繁栄したが、戦国時代には兵火にあい衰微しました。
しかし、慶長年間に高松城主・生駒一正が復興、さらに寛文4年(1664年)高松藩初代藩主松平頼重が再興しました。このとき真言宗から天台宗に改宗されたそうです。
階段を上り下りして進んでいく。
手水舎
変わった形の手水舎ですね。
白猴欅(はっこうけやき) ★「アニメおへんろ。」めぐみ聖地ポイント
樹齢1600年とも言われるケヤキの老木であり、樹幹の周囲は約7m。
名前の由来は根香寺開基の際、この樹を伝って下りてきた白い猿が智証大師を手助けしたと言われる伝説から。
香川県天然記念物に指定されていたそうですが、平成3年(1991年)に枯れてしまったため、根を切り、屋根をつけて保存されています。
五大堂
弘法大使の開基ゆかりの五大明王が祀られています。
本堂
先程紹介した参道の階段を登りきった先に根香寺の本堂は建てられています。
本尊の「木像千手観音像」は、平安時代初期、弘法大師の甥である智証大師が蓮華谷の木で彫造したもので、国の重要文化財に指定されています。
こちらが参拝するところ
万体観音がズラリと並ぶ回廊
本堂に行くには拝殿から伸びる凹字型の回廊を歩かねばなりません。
回廊の中は薄暗くなっており、壁に沿って全国の信者から奉納された木製の観音像が約三万三千体並べられています。
ここで参っていく。
大師堂
納経所
さて、参拝も終わりもう一つの探してた場所へ。
一度お寺を出たあと駐車場の方に行くと…
人食い妖怪「牛鬼」の像があります。
牛鬼に関連する伝説
江戸時代の初め頃、この地には牛鬼がいて人や家畜に危害を加えていました。
困り果てた村人らは、弓の名手であった山田蔵人高清に退治を依頼することに。
しかし、高清が山へ入れど、なかなか牛鬼が現れません。
そこで高清は根香寺の本尊に願をかけたところ、21日目の満願の暁に牛鬼が現れ、これを見事に退治しました。
高清は牛鬼の角を切り寺に奉納し、その角は今でも寺に保存されています(非公開)。
また牛鬼の絵は魔よけのお守りとして親しまれているそうです。
牛鬼のデザイン、現在でも使えそうですね。
アニメ「おへんろ。」でまおちゃんがこの像に怯えてて可愛かったところですね。
帰りのご褒美とスポンサーの宿へ
15:04 麓までお坊さんと同行することに。
帰りはひたすら舗装路を下っていく。
この鬼無駅に向かって降りるルートで降ります。
歩いてると町が見渡せる絶景が!一日雨なのにこんな風景が見れるのは大師様からのご褒美でしょうか。
雲ももうすっかり晴れて雨も上がっていたので写真では伝わらない最高の風景が広がってました。
舗装路もへんろシールが貼ってあって助かります。
ここ角度が急で結構きつかった。
ここから盆栽ロードが広がる
香川は盆栽が有名だそうで、
盆栽ガールズなるものもあるとか。
「盆栽たいそう~国宝級になりたいな~」MV / BONSAI EXERCISE(JAPAN EXPO2016)
とても綺麗な道でした。
麓まで着き今日一日同行したお坊さんとお別れ。おかげさまで楽しく歩けました。ありがとうございます!
17:42 さて、本日は今回の遍路旅のスポンサーをしてくださっているゲストハウスSANJOさんに泊まります。
チェックインしたあとお風呂に入り、そのあと食事につれていっていただきました。
打ち込みうどん
香川の郷土料理で白味噌で煮込んでいます。
骨付鳥のおやとたこのからあげ
骨付鳥は固めでかみごたえがありました。
どちらもゲストハウスsanjoのご主人にご馳走になりました。本当にありがとうございます!
食べてる時後ろにいたお客さんにおへんろTシャツを着ていたことからお遍路さんだと見抜かれ色々雑談したり応援いただいたりと楽しい時間を過ごしました。
宿には漫画も沢山あってついつい読み耽ってしまいました。
あとは漫画を描いて一日が終了。
雨で暗い1日になるかと思いましたけど思いがけず楽しい一日を過ごせました。
今日の歩数
今日の納経
今日の漫画
■使用金額(納経代含まず)
宿4000円
夜食1000円
飲料220円
★合計5220円
明日は高松市内へ行き観光しつつ札所も行きます。
それでは、明日も一歩一歩、歩きます。
明日もなんか、頑張れそうだ。
お遍路スポンサー様
香川県ゲストハウス三条
うどんめぐり、遍路・観光のアドバイスお任せください。連泊歓迎!連泊割引あり。(WIFI.駐車場無料)オタクの方も歓迎です。
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