シカケブンコ 

日記、旅行記、漫画や絵など色々。

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どら焼きを開発してるスマホゲームに人生初課金した話

 

 突然ですが、私は今までゲームに「課金」をしたことがありませんでした。

 

丁度学生の頃ソシャゲのはしりである「怪盗ロワイヤル」がはじまり、スマホに切り替えたところでガチャ商法の火付け役である「アイドルマスター シンデレラガールズ」(通称モバマス)もブームになっていたので見事にはまりプレイしていました。

 

その後「ガールフレンド(仮)」「パズドラ」、「モンスト」、「きららファンタジア」、「プリパズ」、「スクフェス」、「デレマス」、「ポケモンGO」など…

 

様々なスマホゲーをやりましたがほぼ三ヶ月ほどで飽きてやらなくなっており、今後もゲームに課金することはないんだろうな、と思っていました。

 

私は元々あまり本以外の物欲がない方で、車、たばこ、酒、ギャンブルやらない。服や食事もそこまでこだわらないといった感じでゲームにお金使うなら本に使いたい…って感じだったのですが、今年はじめたスマホゲーにあっさり堕ちてしまい、課金してしまいました。

 

そのゲームがこちら。

megido72.com

 

「メギド72」というスマホゲームで、ソロモン72柱を始めとした悪魔をモチーフとしたキャラクター「メギド」達と、彼らの力を引き出す「ソロモンの指輪」を持つ主人公が「世界崩壊(ハルマゲドン)」の危機に立ち向かう物語です。

丁度本日2周年!!みんなもやろう!

 

ゲームの内容はソシャゲでよくある戦略型シミュレーションゲームで友達がやたらオススメしてきたから始めたけどまあすぐ飽きるだろ…と思ってましたが7月からはじめてやく5ヶ月、未だに続けており、課金まで手を出すほどになってしまいました。

 

なぜ課金絶対しないマンだった自分がそこまでに至ったかというと。大きく3つの理由があります。

 

1.フレンド機能がなく、自分のペースでゲームを進められる

2.キャラが生きている

3.制作側が面白いと思っていることを惜しみなく出してくる

 

それではひとつずつ簡単に説明すると

 

1.フレンド機能がなく、自分のペースでゲームを進められる

私は協力プレイが苦手です。

ギルドとかそういうのは自分もなにか役立たなければならない、強い人がいたら強い人に追いつかなければならない、弱い人がいたら合わせなければならない。

そういうのが苦手であくまで自分のペースで進めるのが好きな私にぴったりだったのが、フレンド機能がないということ。

 

フレンド機能がないのでプレイヤー間でのやり取りはなく、たまにイベントで協力バトルもありますが関わりは少ないので、やりたい時にやる、という感じでゲームをやれます。現に私にゲーム紹介してくれた友人も非常にマイペースでやっており、私のほうが追い越してしまっています。それでも支障が出ないゲーム。それがメギド72。

 

 イベントも友人によるとFGOなどより非常に短いでクリアできる上に、自動クエストクリアのチケットも他のゲームに比べて手に入りやすい。その上ガチャを回す石も1っヶ月に一回10連ができるくらいイベントで手に入るのでとても親切なゲームなんだとか。

 

ただ戦略的シミュレーションゲームだけあってクエストクリアは終盤に向かうほど難しくなり、だいぶ頭を使いますが、配布されるキャラの組み合わせだけでも突破していけるので中々考えがいがあるゲームとなっております。

 

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ちなみに私が課金した衣装のベレトちゃん、かわいい。

ストーリー中盤で多くの人がトラウマとなるくらいクリアに悩んだステージのボスです。私もめちゃくちゃ苦戦してゲロ吐きそうになりました。この子も倒せば無料で手に入るぞ!

 

2.キャラが生きている

2つ目がキャラクターについてのなんですけど、まずこれを見てください。

 

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はい、私が課金した衣装のベレトちゃんですね。うーん顔がいい。

 

この通り出てくるキャラ、デザインも個性もいいのは勿論、一人ひとりのストーリーがしっかり設定されており、アイテムを使うことでかなり良質なお話を見ることができます。このストーリーについては多くのプレイヤーからも良いといわれており、その質の高さは一見の価値アリです。

 

そして個人的に一番いいところが「キャラが生きている」と称したように各キャラの思考、癖、しぐさなど細かいところまで考えられ、作られているところです。

 

このゲームでキャラクターは2D立ち絵の他に戦闘時などの3Dモデルも用意されていますがめちゃくちゃ動きが凄いんですよ。その動きがキャラの思考やしぐさなどをしっかり反映されており、またストーリー上やシステムでも本来なら一括される行動などが一人ひとり細かく表現されており、さながら「ケムリクサ」のキャラを彷彿させるようなキャラ愛を感じさせるところが個人的には好きです。

 

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そしてまたまた登場するんですが私が課金した衣装を着たベレトちゃん。

この子が履いてる靴、ジッパーで締めるタイプなんですよ。それはなぜか。

 

デザイナーの答えが、「この子が今まで奴隷生活をしてきたため、ちゃんとした靴紐の靴を履いたことがなかったため靴紐を結べるのか?」と考えた結果このデザインに至ったそうです。他にも様々な試行錯誤をしてるそうで、他のゲームも勿論そういうのはありますがメギドくんはそれが一つ飛び抜けている印象です。

 

 3.制作側が面白いと思っていることを惜しみなく出してくる

最後のこれはこの記事のタイトルにも繋がるんですけど

 

ゲームの2周年記念にどら焼き作ってきたんですよ

 

いや、コラボカフェとかドラえもんみたいに作品に大きく関わってくるならわかるんですけど、2周年記念ではしゃいで続々これやります!あれやります!なんとこんなことまで!ってアナウンスしてそして最後に…

 

「冬コミでどら焼き販売します!!!」

 

 

ぼく「は?」

いや、たしかに個別に包装可能、量産できておいしいどら焼きは商品として有能なのはわかるけど主人公が号泣している焼印を押したどら焼きを笑顔で見せられて

 

「ああ、面白いと思ったことを思う存分やってんなあ…」

 

と半ば呆れつつもこれがメギドくんなんだよなあ…と思っていました。

 

この他にも「メギドビクス」なる優秀すぎるゲームの3Dモーションを利用したガチで作成したエアロビクスをガチダンサーにやってもらったり↓

 

www.youtube.com

 

作りたいからといってショートアニメをガチ制作したり↓

www.youtube.com


公式なのに少ない素材の謎ソングを作ったり↓

www.youtube.com

 

他にも数え切れないほど色々やってるんですけど、とにかく「これ面白そうやな!やったる!」みたいな感じで作ってそれを皆に提供してるんですよね。

 

作品作りで重要なところなんですが「製作者が面白いと思うことじゃないと他の人も面白いと思わない」ってところがあると思うんですよ。

 

面白いことをやっている人にエンタメ性を感じ人はついていきますし、一緒に楽しんでるっていうのを感じるのは一つの共同体のようにも感じ、そういうのが作り手には大事なんだろうなあと感じさせます。

 

ただ商売する上ではやはり面白いことだけではなくいかにお金をおとしてもらうかを考えなければならないので、メギド72はそういう点においてはだいぶ心配されるレベルで商売っ気が薄いです。

 

メギドの制作陣側も「私達はコアユーザーに支えられている」と明言されており、最近は炎上問題もありそのお詫びとして大きな提供をしたので今後が少し不安になりますが、

 

「この面白いゲームをずっと続けていきたい」

 

そういう気持ちのもと、私は人生で初めて課金をしました。

 

経済事情などで大きな額の課金はできませんが、他のプレイヤーに勝ちたいとかお布施、という気持ちじゃなくて素直に「このゲームが好きだから続けていきたい」という対価としてお金をおとせてよかったなあと思います。

 

 

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そんなこんなで最後にまた課金衣装のベレトちゃんを見ていただいて締めとさせていただきます。うーんかわいい。

 

もし興味を持たれた方はメギド72、プレイしてみてくださると嬉しいです。

そしてメギド72、2周年おめでとうございます!