作業中BGMとして
今回はよく線画、トーン作業の際にきいている怖い話(洒落怖)についてのお話です。
都市伝説とか怖い話って昔はすごくロマンがありましたよね。
ネットが普及する前からそういう番組をよく見てて好きだったのですが、大人になっても私はUMA、心霊、都市伝説など大好きです。
洒落怖とは
2chオカルト板のスレッド「死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?」
を略した言葉。身の毛もよだつようなぞくっとするお話から感動する話、面白い話までバリエーション豊富で、嘘か真実かもわからないが詳しく知りたい人は一度検索してみるといいかもしれないです。
有名な話として先程漫画でもあげた
・八尺様
・くねくね
・姦姦蛇螺
・コトリバコ
・きさらぎ駅
・ヒサルキ
などがあげられ、様々な作品でパロディ、オマージュ等なされています。
自分はジャンルとして都市伝説系、地方に根付いた民俗学系統の話、山関係、怖いのに癒やされる話が好きでよくきいています。
個人的なおすすめ作品
地方伝説系のオススメゆっくり怪談です。
山系のオススメゆっくり怪談。
怖いのに癒やされる怪談。
ぜひ作業用BGMにお使いください。
現実に紛れた得体の知れない「恐怖」はなぜ人を惹きつけるのか
振り返ってはいけないのに振り返る…
怖いのにわざわざ心霊スポットに赴く…
見たくないのに見てしまう…
人は恐怖という感情をもちながら得体の知れないなにかに惹きつけられるもの。
怪談でもこの世のものとは思えないものをいかに上手に現実に紛れ込ませるかが重要であると思うのです。
そういうところでは三津田信三氏の
「どこの家にも怖いものはいる 」
この作品はいかにも現実であるような風にまとめている話で、「もしかしたら…」と本当に思わせるような話作りをしています。その背景にある人間関係、過去の想い、感情というものを伝聞的な形で聞く点では洒落怖を彷彿させます。
また、妖怪も日本の日常に根付いた恐怖の一種であり
「耳なし芳一」「ろくろ首」「雪女」などで知られる小泉八雲の話にある古典、民話、伝承に基づく恐怖も現実に紛れたものですね。
自分も漫画を描く上で、いかに虚栄を現実にうまく織り交ぜるかをよく考え人を惹きつける作品を作っていきたいです。
それではまた。
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