シカケブンコ 

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ぐーたらくれまのフリーランス日記 #3「仕事の流れを知ろう」

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どうも、前回の記事では退職から開業までの流れを記載しました。

 

前回の記事

sikakebunko.hatenablog.com


 

 今回は自分の経験に基づきながら、フリーランスの基本的な仕事の流れの紹介になります。

 

フリーランスの働き方はだいぶ自由度が高いので、例外も多々あるとは思いますが一般的な仕事探しから契約、そして完了までの流れになります。

 

 1.仕事探し

さて、まずは仕事探しになりますがやりかたとして大体

 

・能動タイプ

・受動タイプ

 

この二つに分かれます。

 

基本大多数のフリーランスは最低限のクライアントを確保した上で独立すると思います。

 

そういうのは大体、前に勤めていた会社時代の繋がり、知り合いのコネや紹介などがあり、それらのクライアントと契約を結んでもらい、仕事をもらうというパターンが多いでしょう。

 

こうやって自分で仕事を作っていくのを私は「能動タイプ」と呼んでいます。

 

最近ではフリーランス専門エージェントの「レバテック」や「クラウドワークス」などもあるのでネットで仕事を見つけて仕事を見つけるのも「能動タイプ」の仕事の見つけ方でしょう。

 

freelance.levtech.jp

crowdworks.jp

 

また、ある程度営業のノウハウがあれば企業に営業をかけてみるのも良いと思います。

 

 逆に「受動タイプ」は自分の店や広告、ホームページやSNS等を受け口にして仕事の依頼を受けていくやり方になります。

 

自分のネームバリューがあればこちらのやり方のみでいけると思いますが、個人的にはどちらも組み合わせて行っていくのがいいのかなあと考えています。

 

私は今のところどちらの仕事も行ったことがありますが、メインの仕事は能動で、単発の仕事は受動で受けるやり方でやっています。

 

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↑まとめの簡易図です。

 

2.見積り

仕事のクライアントさんを見つけたら、仕事内容の見積りから始まります。(以下顧客側を「クライアント」、フリーランス側を「受注者」と記載します)

 

まずクライアントから受注者に対して見積を依頼し、受注者は見積書」を作成して提出します。

 

基本クライアントは複数の会社に見積り依頼を出し、提出された見積書を比較(相見積りという)して契約する受注者を決めます。

 

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↑図にするとこんな感じです。

 

クライアント側が最初から受注者を決めている場合は契約の際に決めてしまうこともあるそうですが、報酬や期間、数量、仕事内容などの認識合わせとして用意しておくのもいいでしょう。

 

3.契約

多くの人は企業との「業務委託契約」をして仕事を請け負っていきます。

 

業務委託契約」の種類は大まかに「請負契約」「委任契約」の2種類。

 

請負契約→納品物の完成に対して報酬が支払われる。

依頼側は「完成」されたものに対して代金を支払います。

 

例:完成したイラストを納品して報酬をもらう。

 

委任契約→一定の業務処理に対して報酬が支払われる。

一定期間、何かを行なってもらったことに対して代金を支払います。

 

例:依頼されたビルの清掃を決められた時間行い、報酬をもらう。

 

 自分の仕事の業種によってどちらの契約になるかは分かれますが、契約の際

 

請負契約は最終的な完成品の姿を詳細に決めておくこと、

委託契約は仕事のプロセスを詳細に決めておくこと

 

以上の点が大事になるのでその部分はしっかり定めておきましょう。なお今回の契約から完了の流れは請負契約の例でご紹介させていただきます。

 

「契約書」の作成に関してはしっかり書面に残した方がお互いの認識を合わせられるので、あとでこれは契約にない、あるなどの問題を避けることができます。

 

基本口約束でも契約は有効ですので、しっかり仕事を行った証拠を残しておけるのであれば書面上で締結しなくても仕事を請け負うことは可能です。

 

逆にガチガチに固めるよりも契約書を結ばないことで、解釈の幅をもたせて後々のトラブルを避けるというやり方もあります。

 

ですがこれは上手くやらないと基本的に不利益につながることが多いと思うので、個人的にはしっかり書面に残したほうが良いと考えています。

 

契約書作成に関して参考にしたサイト

【保存版】契約書に関してフリーランスが気を付けるべきこと | コンサル案件紹介

 

 4.発注

見積もり書の内容に同意し、契約も結んだら仕事の発注に移ります。

 

クライアント側が納期や報酬、仕事の注文内容等をまとめた「発注書」を作成して受注者に送ります。

 

 受注者は発注を承諾した場合、「受注書(注文請書)を発行しクライアントに送る場合も送る場合もあります。

 

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↑まとめの簡易図です。

 

5.納品

受注者が商品・サービスを受け渡す準備が整ったら作成した「納品書」と共に商品を納品します。その際返送用の「受領書」も同封します。

 

クライアントは納品を確認したら同封されていた受領書に受領印を押し、返送します。この段階で商品に不備や修正があったら受注者に連絡を入れて再度納品をしてもらいます。

 

基本、雇用契約でなければ同等の関係として契約をしているのでプロとして問題なく納品するのが当たり前です。

 

ですがイラストだと何度もリテイクがあったり、建築関係などの図面では修正があったりすることが多々ありますのでその際の取り決めも契約段階でしっかり決めておいたほうが良いと思います。

 

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↑まとめの簡易図です。

 

6.請求

納品が完了し問題がなければ「請求書」を作成し、クライアントに提出します。仕事によっては納品の際に一緒に提出されることもあります。

 

私の場合は月末に一ヶ月分行った仕事の分をまとめて請求する形をとっていますので、何度も発注を受ける仕事形態の場合はこうしてまとめて請求するといった形の方が良いと思います。

 

7.支払い

クライアントは請求書を受け取ったら、記載通り代金を支払います。受注者は「領収書」、または「支払明細書」を発行し、これにて一連の請負契約の流れは終了となります。

 

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↑請求と支払いのまとめの簡易図です。

 

以上が基本的な請負契約の仕事の流れの紹介になりました。

フリーランス側の立場からまとめると

 

1.仕事探し (顧客を探す) 

2.見積り  (見積依頼書を受け取り、見積書を提出)

3.契約   (契約書作成)

4.発注   (発注書を受け取り、受注書を提出)

5.納品   (納品物と納品書、受領書を提出)

6.請求   (請求書を提出)

7.支払い  (報酬を受け取ったら領収書提出)

完了!

 

このような感じになりますが、あくまでこれは基本の流れであり

スタートからゴールまでの国道

みたいな感じです。

 

実際はもっと近道や寄れるお店がある感じイメージで、私もだいぶ省いたりして仕事を行っています。

 

大きな案件とかなら上の通りでいいと思うのですが、小さい単発の依頼や私みたいな小案件の依頼をこなしていくスタイルならもう少し柔軟に道筋を定めていけばクライアントともお互い時間や手間の節約になるので、より最適な形で行っていくのがいいと思います。

 

例として私の場合は

1.仕事探し (顧客を探す) 

2.見積り (見積依頼書を受け取り、見積書を提出)

→なし

3.契約 (契約書作成)

4.発注 (発注書を受け取り、受注書を提出)

→メールのみで発注、受注の了解をとる

5.納品 (納品物と納品書、受領書を提出)

納品物のみ送り、納品書受領書はなし

6.請求 (請求書を月末に提出)

7.支払い (報酬を受け取ったら領収書提出)

→領収書なし

完了!

 

こんな感じで赤色の部分は青色の部分のように省いています。

ちなみにこれまで紹介した請求書などの資料は大体ネットにテンプレートがあるのでそちらを用いれば問題ありませんのでご安心を!

 

以上、あくまでビジネスの基本的な流れでありますが雇われでずっとやっていると一連の流れをしっかりと把握せず仕事を進める方もいると思うので、そんな方の助けになれば幸いです。

 

私も水道関係のCADを用いた図面作成(主に都内)や創作関連のお仕事やその他ご依頼なんでも受け付けております。

 

なにかございましたら以下のメールアドレスへお気軽にご相談ください。

連絡先→ykmy3207@gmail.com

 

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