「自分の描いたイラストを動かしてみたい」
絵描きなら誰しも一度はそう思ったことがあるのではないのでしょうか。
従来はアニメのように画像を何枚も作成してそれを繋げて動かすことが主流でしたが、最近は立ち絵一枚で動かすことができるようになってきており、「絵を動かすこと」が当たり前の時代になってきています。
自分も例にもれず「自分の描いたオリジナルキャラを動かしてみたい」という目標がありまして、2年前くらいからちらほら考えていたのですが、中々手が動かず…ようやっと先月重い腰をあげることができました。
今回、使用したのはかねてより使ってみたかった2Dイラストに立体的なアニメーションを加えるソフト「live2D cubism4」。
Spineも気になってるんですがまずは表情特化したこっちをいじってみようかなと。
初めてlive2Dを認識したのは今ホロライブのモーションを担当されているrariemonさんのこの動画。もう6年前になりますね。
この頃はまだlive2Dもあまり有名でなく、これ見てうわすげえ!ってなった記憶があります。自分はこの頃まだ絵も描き初めの頃でいじれなかったんですけどやっとけばよかったなあと軽く後悔。
とりあえず基礎を知ろうと思ってまずフリー版をDLして以下のサイトを参考に学んでいくことに。
ここでは練習用のしょぼんデータがあるのでこれを動かしながら基本動作を学びました。学んだことは
・基本ウインドウの見方、使い方
・動きの単純設定の仕方
などなど。例があってわかりやすいのですがちょっとまだ足りない。
ということでもう一つのサイトを参考。
「コミュ障でもいいのです」さん↓のlive2D講座。
こちらは例になるデータがないので自分で立ち絵を用意します。
ちょうどこの時前回の記事でも書いた「はめふら」にはまり初めていたので主人公のカタリナちゃんを描いてるとこでしたのでそれを使ってみることにします。
ラフ
下書き1
下書き2
色々やって完成。
ですが実はこの絵live2Dいじろうと思う直前に描いてたので動かすパーツレイヤーを分けてないんですよね。なので後から顔のパーツだけばらしてみました。
そうして顔のパーツ分けしたものがこちらになります。
見た目は背景を除いただけに見えますが…
実際には画面右側のように、両眉毛、上まぶた、上まつげ、瞳、白目、下まつげ、口と分けています。これをpsdで書き出してlive2Dに読み込みます。
live2D操作画面です。最初は直感でいじれなかったので講座見ながらだいぶ苦戦してました。
さて、読み込み後の主な操作の流れは
・編集モードにして動かすパーツのメッシュを消し、手動でパーツを囲んでメッシュを作っていく(きれいな三角になるように、口は囲み方が違うので注意!)
↓
・パロメータをいじり、まばたき、口がとじるよいうに動きを設定する。大きな動きは変形パスツールを使う。(クリッピングも活用)
↓
・アニメーション設定、音を入れる
↓
書き出し
の流れになりますが、これが中々難しく3~4回位繰り返してやっと大まかな流れを覚えました。細かいやり方は先にあげた講座を参考に。
ちなみに書き出しの際、無料版は動画で書き出すとだいぶ画質劣化するので無料版ならGIFで書き出したほうが良いです。(ただ動画じゃないと音は入れられません…)
こうしてできあがったのがこちら。
はめフラのカタリナちゃんにまばたきしてもらいました。初めてlive2D使ってみたけど動かすのめちゃくちゃ面白いですね。 pic.twitter.com/5pqhCYigRg
— 夕 くれま (@yuuKurema) 2020年4月29日
おおお、違和感は多少ありますがまばたきしてる!表情変わってる!感動!
これ見て思ったのがたった3秒間の動画なのに様々な表情表現ができてるんですよ。
デフォルト顔
まばたき&どや顔
憎たらしい表情
悪役令嬢らしい微笑
こんな感じで動かしたのは表情だけですがそれだけでも多々な表現ができていて可能性の大きさを感じることができました。
以上、現段階ではここまでなので次は身体の一部も動かすチャレンジをしていきたいと思います。忘備録代わりに記載させていただきましたがより良いものを作れるよう今後も頑張っていきます。それでは。